残念なPS4

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PS1は朝から店頭に並び、PS2は体験版をプレイしにゲームショーに行き、ネット予約もPC前で開始時刻を待ち構え、PSPも同様にネット予約で苦労し、やっと手に入れた記憶があります。PS3は入手にそれほど苦労しませんでしたが、スペックにはとても期待できるものがありました。Cellの搭載、BDドライブの搭載、ドコモが携帯への搭載を渋っていたBluetoothの全面採用など。

ところが、Wii以降でしょうか、ハードスペックよりソフトという風潮が出来て、それがWiiやDSで証明されると、ソニーは技術主導の久多良木氏を追い出し、PLAYSTATION3というロゴまでPS3と改め、PS Vitaという失敗作にも懲りず、PS4というダメダメなハードを発表しました。

何がダメかというと、ワクワクさせるものが何も無いからです。既存技術の流用ばかりで、新しいものが何もありません。一部、時代を後退したものもあります。

ユーザーや投資家を落胆させることはAppleと同じですが、Appleの場合、期待が大きかったためかiPhone5発表後、株価が大きく下がりましたが、ソニーには投資家も期待していないのか、株価に変動はありません。

PS4ハードについて

SCEの発表資料は以下のPDFになります。

ハードの仕様ですが、既存技術の流用-(マイナス)αとなっています。何故、マイナスかというと、既に使われなくなりつつある仕様を2013年末発売の製品に採用しているからです。

機能 PS4 備考
CPU x64-64 AMD Jaguar
8コア
次世代Opteronと同等?
GPU 次世代RADEON RADEON HD7850
より若干強化
メモリー GDDR5 8GB XBOX ∞と同等?
USB 3.0 PCと同等
有線LAN 1000BASE-T PCと同等
無線LAN IEEE802.11 b/g/n PCではIEEE802.11 aも
対応が標準になりつつ
ある
Bluetooh 2.1+EDR PC、携帯では3.0
または4.0が主流
DUALSHOCK4
タッチパッド
2点検出 3点以上が主流
PlayStation4 Eye 2個の高解像度カメラ Kinectの進化版?
PlayStation App PS Vita、Android、
iPhoneなどをセカンド
スクリーンで利用
Xbox SmartGlassと同じ

 

CPUのJaguarコアについては、「後藤弘茂のWeekly海外ニュース」に詳しい説明があります。  

既にハードで客の興味を引く時代ではないとのことですが、それはキラータイトルを獲得し、ターゲット層を若年層やファミリーに限定した場合の話。PlayStationが昔からターゲットとし、今後も脱却出来ない、中高年齢層、コアゲーマーにはハードの貧弱さはマイナスイメージしか与えないでしょう。

それは、既存技術の集大成で、借り物の技術のため未だバグが取れないシステムソフトウェアを搭載するPS Vitaで、わかっているはずです。

PS4ソフトについて

Ustreamへのプレイ動画の配信、SHAREボタンによるFacebookへのアップロードなど、ソーシャルメディアを意識した仕様となっています。

PlayStation Appによる、既存デバイス(スマホやタブレット)のセカンドスクリーン化などはXBOX360のXbox SmartGlassと同じアプローチであり、Wii Uのアイデアと似たようなものです。

Video Unlimited、Music Unlimitedなど既存のソニーグループのサービスも使えるようにする点は当然のこととして引き継がれています。

PlayStation4 EyeでPlayStation Moveに対応するなど、Kinectに負けた未練も感じられます。

Cellを搭載しないPS4では、PS3のゲームの実行は不可能なので、買収したGaikaiの技術を活用してPS3タイトルの対応を行うということです。BDドライブを搭載することから、UMD Passportのような既存ユーザー救済策も提供されるかもしれません。

気になる点

今回のハード仕様は、CPUについては2013年末あたりのPCの仕様で1年も経たないうちにPCの性能はPS4の性能を追い抜きます。汎用ハードを流用した代償は、エミュレーションではなく、実行コードそのものが、PS4以外のハードで実行可能だということです。MacはCPUにIntelを採用したことにより、Hackintoshと言われるDOSV互換パソコンでMac OS Xを実行することが可能となってしまいました。

そして発表資料に、「ユーザーの皆様は「プレイステーション 4」専用ワイヤレスコントローラー(DUALSHOCK4)の“SHARE(シェア)ボタン”を押し、直前の数分間のゲームプレイを動画またはスクリーンショットの形式で取り込み、コメントをつけ、Facebook(フェイスブック)などにアップロードしてから、再びゲームの続きをお楽しみいただけます。」とあります。

また、「将来的には、ダウンロードの待ち時間を限りなくゼロに近づけてまいります。」ともあります。

何故、録画する必要があるのか、SHAREするため
だけとは思えません。発売時点では従来のゲーム機のようにPS4で実行しているのは間違いないでしょう。しかし、録画が可能ということは、PS4で実際にゲームをプレイしている画面を見せられているのか、録画した画面を見せられているのか、区別などつきません。すなわち、ストリーミングの画像を見せられてもユーザーは気付かないということです。

Gaikaiの技術が使い物になるのか現時点では判断出来ないとは言え、その布石だけは入れているようです。

第2世代のPS4では直前の数分を録画するだけの性能しか持たないストリーミング配信のゲーム機であっても、ゲーム体験には変わりない状況になっている可能性もあります。

まとめ

PS4はPS Vitaと同じで既存技術の集大成でしかありませんでした。PS Vitaがスマホの流用なら、PS4はPCの流用です。そしてソフト面もソーシャルメディアやクラウドサービスに依存したものになっています。

時代は集中と分散を繰り返しています。今は集中(クラウド)の時代ですが、何かのブレイクスルーが起きれば、また、分散に移ります。PCや携帯はライフサイクルが短く時代に追従できますが、ゲームプラットフォームは10年などと言っているようでは、クラウドに大きく依存したPS4は、失敗する可能性があります。

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